前回に引き続き、賃貸物件のインフォメーションや実生活でも
使用されていながら、専門的でよく分らなかった用語を、
建物の構造的種類からご紹介したいと思います。
<建物の種類>
[木造]
木造の建物で、1・2階建てが主になります。
上階の振動や遮音については、あまり条件はよくありません。
ただ、隣接する部屋の仕切りが壁だけでなく、押入れ、トイレ、風呂やキッチンであると上記の問題は緩和され、気にならないと思います。
また、内部のみでなく屋外階段や洗濯機置場の位置にも
注意するとよいでしょう。
[鉄筋]
設計の立場からすると、この表現には違和感を覚えるのですが、不動産業界では一般的なようで、マンション等の構造を示すことが多いです。
正確には、「鉄筋コンクリート造」の意味ですが、RC造とも表現します。耐震性(地震)をはじめ、住戸間の防音、防振動に優れている構造体です。
3階建てまでの低層集合住宅には、「壁式構造」が使用されているケースが多いのですが、部屋の隅に柱がないので部屋を四角く使用できます。
さらに、天井にも梁型が現れないため、家具等も天井高さまで
気兼ねなく選択できるのがメリット。
他は、「柱梁構造」(ラーメン構造)になりますが、壁式構造に比べ柱や梁の制限が多くなりますので、見取図だけでなく部屋の内覧で必ず確認してください。
基本的に防音性に優れた構造なのですが、
できれば床のコンクリート厚さに注目してください。
個人差もありますが、150mm以下だと上階の音が気になる方もあるようです。
また、200mm以上であれば、ほとんど気にはならないでしょう。
[軽量鉄骨]
軽量型鋼を使用する建物を指すと考えます。
基本性能は、鉄骨造より木造に近いと考えた方が良いでしょう。
[鉄骨]
重量鉄骨とも呼ばれていますが、正確には鉄骨造(S造)です。
その他、「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」も同類にされているようです
(性能的にはコンクリート造なのですが・・・)。
主に、5階建て以上の中高層の建物に使用されるケースが多く、
強度的には問題はないのですが、地震や強風時に揺れが
大きくなる場合があります。
防音に関しては[木造]同様に、隣接する部屋のプラン等を参考にするほか、
エレベータからの振動も考慮した方が良いでしょう。
床には、コンクリートが使用されますので、注意点は[鉄筋]をご覧ください。
今回は建物の構造別に特徴を上げてみました。